騒音と臭いを我慢できれば、訳あり不動産が格安物件に!

我慢できる条件であれば、お得な家賃で生活できるかも。

よくあるパターンの「訳あり物件」として、賃貸物件で1階にテナントが入っている物件です。
交通の便もよく、ある程度の人通りが確保できるような場所に建っている賃貸物件ならば、テナントに入居するお店側には、集客が見込めるというメリットがありますので、少しくらい高い家賃を払っても入居をしたい不動産物件といえるでしょう。
また賃貸の不動産に入居を考えている人にとっても、交通の便が良いという事は大きなメリットになり、駅に近ければ近いほどその不動産価値は上がり、家賃も高くなるものです。

しかし、1階がテナントで2階以上が入居スペースだという賃貸物件の場合、他の同等の賃貸物件と比べて家賃が安く設定されている、いわゆる「訳あり物件」とされる場合も多々見受けられます。
特に2階の賃貸料は割安に設定されていますが、その理由はずばり「騒音」と「臭い」です。
階下のテナントが喫茶店やケーキ屋、または雑貨店といった業種の場合には「訳あり物件」となる事はあまりありませんが、飲食店、とりわけ居酒屋や中華料理、焼き肉店と言った場合の職種ではその真上の部屋などは「訳あり物件」となり、賃料は割安になっています。

考えてみて下さい。
定休日以外は毎晩、お酒を飲んで楽しい時間を過ごす人たちがいるのです。
本人達にとってみたら「楽しい時間」ですが、その上で生活をしている者にとってみたら、厨房から響く音、ホールをかっ歩する足音、大声で騒ぐ人たちの声、それらはすべて「騒音」以外の何物でもありませんが、余程しっかりとした防音設備を兼ね備えている物件でなければその騒音を防ぐ事はできないのです。

また店内で騒いだ人達は一歩店を出たからと言って急に静かになる訳ではなく、店舗の外でも話し声はやむ事はないでしょうし、駐車場を備えている店舗の場合には、車に乗り込むまで賑やかな話し声が聞こえてきます。時には駐車場で延々と話し込む人たちもいるでしょうし、夜の時間は車のエンジン音がよく響くものです。

「騒音」と同時に負担となるのが「臭い」です。
焼き肉や焼き鳥、中華料理の匂いというのは食べる側にしてみたら食欲をそそられる匂いですが、毎晩立ち込めるその匂いは、住人にとっては「臭い」であり、迷惑なだけとなっています。
最近の焼き肉屋では、無煙方式といってテーブルの上にダクトを取り付けて、焼き肉の匂いがお客様に移らないという事を売りにしているお店もたくさんありますが、そうして集められた臭いと煙は消えてなくなる訳ではなく、ダクトにより一か所に集められて、店外つまり外に排出されているのですから、テナントの真上だけでなく、建物周辺にその臭いは立ち込めているのです。
毎夜響いてくる「騒音」と立ち込める「臭い」、これさえ我慢すれば格安の家賃でその賃貸物件で住むことができるのが、こうしたパターンの「訳あり物件」なのです。